エンさんNote

テレワークとFIREの間で天涯孤独のアラフィフおじさんが日々考えた事や勉強した事を書きます

ベンジャミン・ハーディ著「FULL POWER 科学が証明した自分を変える最強戦略」

意志で頑張るより、環境を変えた方が簡単

自己啓発本は星の数ほどありますが、結局実践するのは自分です。
しかし、それが大変難しい。

私は話すのが苦手で、話し方に関する本を結構な冊数読みましたが、
改善した実感はありませんでした。
結局、頭で分かっていても実践できるとは限らないのです。

これは、話し方に関わらずあらゆる自己啓発に関するノウハウにも
言える事だと思います。

そこで考え方を自分自身から環境に目を向けたのがこの本です。

自分を変えたいなら、家族・会社・友だちなどの周囲の環境を変える方が
手っ取り早い場合もあるのです。

人間の意志はそれほど強くないので、
この本の通り環境に頼ってしまうのがいいのでしょう。

重要なことは、環境を変えること。
そうせざるを得ない環境を作り出すことでしか、けっきょく自分は変わらない。
自分が環境を作り、環境が新しい自分を作る。

本書では具体的に、アメリカの統計や、実際に成功された実例をもとに、
考え方と仕事の効率化をアップさせる環境つくりを読者側に提案しています。

人間の小脳はどんな環境でも「慣れる」。
この性質を理解したうえで、読み進めると面白いでしょう。

すべては自分次第と言われたって、
自分を変えようとどれだけ強く思ったって、そんな決意に大して意味はない。

だったら、やらないと死んでしまうような環境に身を置く。
それでも人間は何とか順応できるようです。

ただ、最近の自己啓発は科学的と謳って、
マーケティングだけやたら上手なので、少々注意が必要です。

最新の研究と謳っていても、
それは昔からこの業界では言われていることの繰り返しで、
良くある自己啓発と基本的に変わらない事にも留意しましょう。

違和感があったのは、
「エンダーのゲーム」の主人公の行動が上げられている点です。

「エンダーはこうやって他の生徒から抜きんでた」とか言われても、
あくまでフィクションの登場人物ですから、この下りだけで、
いわゆる「ワンピース」から学ぶ本と同じレベルに成り下がってしまいます。

全体的に著者の理論や思考が薄い部分は散見されますが、
環境作りが大事と言う点は頷けます。
その教訓ひとつを学べただけでも聴いて良かったと思いました。