エンさんNote

テレワークとFIREの間で天涯孤独のアラフィフおじさんが日々考えた事や勉強した事を書きます

平田オリザ著「わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か 」

コミュニケーションがテーマのようなタイトルがついてますが、
実質は著者の教育を通した演劇論でした。

劇作家である著者が実際に自身も経験した教育現場で、
演劇を通じて自分の意見や感情を表現する訓練の重要性について
語られています。

若干ずれたタイトルが付いているのは、売れ線を狙った目的だと思います。
実際に演劇教育の重要性を全面に押し出したタイトルでは売れません。

なので、コミュニケーション能力を高めるヒントを求めて
この本を聴き始めると、少し期待はずれだと思います。

ですが、演劇は決して娯楽の範疇に収まるだけの文化ではなく、
教育にも重要だと知ることができました。
著者もこのような本を著すことで、演劇文化の喧伝活動をしているのでしょう。

学校教育における演劇と言えば、文化祭などのイベントばかりで
学習プログラムでの出番はほとんどありません。

日本人は自己表現やコミュニケーションが苦手と言います。
少しでも学校教育の場で演劇が活用されれば、
その改善に大いに役立つのではないでしょうか。